「鉄道旅ブログ」18きっぷで札幌から留萌へ...(特急もあるよ)
前回はこちら↓
気持ちの良い朝
おはようございます。
今日は出発が割とゆったりめという事もあって、優雅な目覚め。普段は大体6時くらいにチェックアウトして始発辺りの列車に乗っちゃうから、ホテルの朝食なんてかなり貴重。
朝食はバイキング形式なので食事場に行くことになったのだがその光景がこちら
見ての通り誰もいない。
この時期は今に比べてコロナの影響が強かったので、予想は出来ていたがやはりホテルの経営が心配だ。
今回頂いたのは鮭・イカの握り・みそ汁などなど。こういうバイキング形式だと和食・洋食・中華など、とりあえずな感じで選んでごちゃ混ぜになりがちだが、今回は全体的に和風な感じで頂いた。
コロナ対策もあってか、それぞれラップがされた小皿にのせられている。
材料は主に北海道産の物を使用しており、どれもかなり美味しかった。
個人的に一番よかったのはこの牛乳。
あっさりとした感じでおいしく、3杯くらい頂いた
朝食を済ませた後は、支度を済ませチェックアウト。
かなり高級感があり、かつ駅チカだったので普通に泊まれば一人一泊あたり5~6千円かかるが、今回は札幌市独自にやっている、札幌夏割というクレイジーなキャンペーンの割引クーポンを使ったおかげで、一人あたりたったの千円で泊まる事ができた。
ありがとう!札幌市!
目指せ!稚内!
朝の札幌駅
外はあまり人がいなかったが中はたくさんの人がいて賑わっていた。
札幌駅では券売機で、乗り鉄なら一度は使ったことがあるといっても過言ではなさそうな、青春18きっぷを購入。改札で一日目の所にハンコを押してもらった。
まず乗るのは、8時36分発の普通列車岩見沢行き。車両はエアポートでもお世話になった721系。6両編成で、車内は窓側の席がある程度埋まっているぐらいの混雑率だ。
発車してすぐに千歳線の列車と並走をした。この辺りは本数も多く
この先しばらく8km程並走はするが、あっちは苗穂・白石をすっ飛ばし、いっきに新札幌まで行ってしまうため苗穂に止まっている間に取り返しのつかない差を付けられてしまった。
一つお隣の苗穂駅には北海道を代表する車両工場で様々な伝説を持つ苗穂工場があるのだが、いきなりカオスな一面を見せてくれた
他にも721系の入れ替え作業?を行っていたり、おそらく廃車になったキハ283系が留置されていたりと、ネタには困らない。
特急に抜かれるといったそういったイベントも無く、終点の岩見沢に到着。
札幌から進むにつれて乗客は減っていったものの、最後までまあまあの数の乗客が乗っていた。
ここでは2種類の記念入場券を購入。
上の40入場券は主にキハ40がやってくる駅で売っている物で、下の北の大地入場券はえJR北海道の路線の沿線にある市町村ごとに売られている。ただ前回と比べると、北の大地入場券は種類を減らしている気がする。
ここからさらに函館線を進んでいくのだが
まさかの架線下DC
岩見沢から先の旭川まで電化はされていて大半の列車は721系といった電車で走っているが、運用の都合?でディーゼルカーとなっていた。
進行方向前よりは新しい(製造から25年経過)キハ150と定年が近そうなキハ40。ちょっとだけ迷ってキハ40の方に乗車。
皆同じような考えをしているのか、キハ40の方には(同業者?)らしき人が乗っていて、ボックスのほとんどは埋まっていた。逆に前方の150の方にはほとんど誰も乗っていなかった。
旅行から帰ってきてすぐに、後継のH100形気動車が11両川崎重工業から送り込まれたので、そろそろ40王国北海道の終焉が近づいているのかもしれない。
とまあ、古い方を選んだはいいが冷房が無いという致命的な欠点が発覚。北海道の夏は東京よりかは涼しいが、それはあくまで他の地域と比べた時の話で北海道の夏もそれなりに暑い。実際に冷房なしで地獄絵図を生んだ鉄道がかつて、札幌の奥座敷にあったぐらいだ。
なので、とりあえず
FOOO!!気持ちエエエ~~~~!!
やはり夏の北海道旅はこれに限るぜ!!
岩見沢から先(厳密には江別から先)は駅間では、何もない原野の割合が圧倒的に多くなってくる。そんな路線を、今乗っているキハ40はかなりの高速走行をしている。これぞまさに北海道のローカル線旅って感じだ(この区間をローカル線と呼ぶかは人によるだろうが)
途中の茶志内駅では、後追いの特急カムイ9号の退避のために6分程停車する。無人駅ではあるものの、2面3線を有するしっかりとした駅だ。
何となく夏らしい一コマが撮れた気がする。
特急通過の瞬間
退避が終わって列車が出発した後は、特に意味は無いけど前のキハ150の方に席を確保した。その時の光景がこれだ。
本当に誰もいねえな
いやまあさっきも書いたけど本当に人がいない。
ちょっとだけわーぷ
終点の滝川に到着。
ここでも北の大地入場券と40入場券を購入。
「運転見合わせ?」
「タクシー出る?出そう?」
みたいな不穏な会話をしていて、この先の予定を心配したが、どうやらそれは根室線の列車なので関係は無いようだ。この後もカツカツな乗り換えが2回控えているので背筋が一瞬凍ったといっても過言ではない。
滝川まではだいたい一時間に一本程普通列車が存在するが、滝川~旭川は普通列車が非常に少なく2~4時間空くのも珍しくない。18キッパーには鬼門と言われる場所だ。ただ、普通列車は少ないが、それとは対照的に特急列車は1時間に1~2本は走っている。
なので
特急ワープしちゃいます。
ここから乗るのはライラック11号旭川行き。車両はかつて青函連絡特急として使用されていた789系0番台。個人的には2015年のシルバーウィークに乗って以来、約5年ぶりだ。
先ほどまでは古めかしい気動車であったがここからは電車でしかも特急、また、最高速度も90km/h程から一気に120km/h、車内設備は固めのボックスシートから回転式リクライニングシートへと一気に明治時代もびっくりな文明開化が起こった(大げさ)
留萌線!!
乗車区間が一駅分なので15分もかからずに到着。
なお、調べてみたら滝川~深川は23.1kmあり、その区間を特急は13分で走るのだそう。その評定速度は106.6km/h
かつてより遅くなっているとはいえ、そのスピードは健在だ。
ここからは留萌本線というローカル線に乗車。
車両はキハ54とキハ150の混結だが、150の方は締め切りされている回送列車扱い。車内は同業者方々が各ボックスに1~2人いる程度の混雑。
中から見てみるとこんな感じで締め切られている
深川を発車した列車は複線の函館線と別れて、単線の線路を走る。そんな留萌線沿線には予想していた通りの光景が広がっている。
田畑が多く駅前にちょこっと家屋が立ち並ぶ集落がある程度って感じ。いや、集落がある所はまだましな光景で、駅前にすら集落が存在せず一面にクソ緑しかない場所も全然ある。
途中の石狩沼田駅に到着。
この駅は留萌本線の途中駅の中で唯一の有人駅。とはいっても平日の朝7時から13時40分までの郵便局もびっくりのお役所営業。しかも売っているのは留萌線周辺の乗車券と、函館線の自由席特急券(Sきっぷ)くらいで、簡易委託駅扱い。
石狩沼田を過ぎてその先の恵比島を過ぎると、今まで原野を走っていたのが一転して今度は山の中を走っていく。そのため
圏外になった
しかもこの辺りは地形の関係か、線路がうねっているので本来の最高速度は95km/hだが、60km/h程度しか出せなくなってしまった。
特に見るものも無くなったので昨日のホテルの近くのセコマで買ったガラナを飲んでみる事に。若干の薬品感が癖になるおいしさだった。
乗車して1時間弱で終点の留萌駅に到着。留萌駅のホームは本来ならば3~4両は止まれそうだったが、2両編成が停まれるギリギリの所で立入禁止となっていたので、こんな感じのギリギリの写真になってしまった。
最後に
今回は、18きっぷを使って函館線と留萌線の列車を乗り継ぎ留萌まで移動してみました。函館線のスピード感ある走りと対照的な留萌線のゆったりとした感じ、どちらもよかったです。ただ留萌線もさらなる路線縮小がほぼ決定しており、この先どうなる事か...。とにかく留萌線に関しては、早めに乗っておくことをおススメします。
てなわけで今回はここでおしまい
本日も見てくださりありがとうございました。
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