沿岸バス豊富留萌線で目指せ幌延・稚内!
一番最初の奴↓
オロロンラインとは
一見するとリバースしていそうな名前だが、実際はそんなことは無くむしろ綺麗な景色を見せてくれる場所である。
まずオロロンラインとは北海道の石狩市という札幌市の北(札沼線が通っている場所)から稚内までの日本海側の道の総称。観光名所も多く、ドライブルートとして有名で、道北に向かうルートの一つしてたくさんのドライバーやチャリダーが利用している。
オロロンラインのバス
先ほど述べたようにオロロンラインはドライビングコースとして有名だが、バスも通っており(車を)持たざる者でも楽しむことができる。
まず一つ目は札幌~羽幌・豊富を走る高速はぼろ号
全区間を通しで走るのは4往復だが区間便も合わせれば7往復になる。これ一つでオロロンラインを満喫するのは無理だが、札幌からの移動手段で使うのはかなり便利かもしれない。おそらく地元住民のための高速バスだ。
こいつはただオロロンラインを通っているというだけでほぼ関係がない。
3つ目が今回乗車する沿岸バスが運行している路線バスだ。
区間便や別方向に小さく伸びているバスもありそれら全てを紹介するのはだるいので省略するが、留萌~羽幌~幌延~豊富といった感じで走る豊富留萌線という路線バスが通っている。
なぜこんな長距離バスが生まれたのか?
もともとこの留萌~幌延にはかつてJRの前身である国鉄によって「羽幌線」という鉄道路線が走っていた。しかし1987年の3月30日(JR北海道が誕生する前日)に全区間が廃止されてしまった。そして、その羽幌線の代わりとして走り始めたのが、沿岸バスの豊富留萌線だ。
そんな経緯で生まれたこの豊富留萌線だが、この路線の特徴はやはり「とにかく長い」この一言に限るだろう。
日本で一番長い路線バスが奈良交通が運営する、奈良の大和八木から和歌山県の紀伊半島の先のほうにある新宮までを結ぶ、八木新宮線(167.2km)であるが豊富留萌線は、それに次ぐ164.5kmを誇っている。
こんな感じでインパクトがあり、また景色もいいのでバス好きにとってはかなり有名らしいので、一度は乗っておきたいと思ったしだいである。
後、稚内まで行くのに宗谷本線往復というのが単純にめんどくさいというのもある。だって札幌から稚内まで396.2kmもあって、乗車時間は特急で5時間もかかる。北海道のでかさを思い知ったと同時に、これを往復するのはきついので、せめて変化を含めたいと感じるのはある意味当然の事かもしれない。
留萌駅から
というわけで札幌から18きっぷで、JRの普通列車(ほんのちょっとだけ特急)を乗り継いで留萌駅にやってきた。
ここは留萌地方の中心地で、留萌本線の中間駅はほぼ全てが無人駅にも関わらず、この留萌駅は有人駅で待合所もあればみどりの窓口もある、中心地として恥じない駅の構造だ。
駅前にはロータリーがあるが、バスはここにはやって来ないので少しだけ歩く。
沿岸バスの留萌駅前営業所にやってきた。一見するとただの待合所だがちゃんと窓口がありきっぷを買う事が出来る。
ただし、注意しておきたいのが、この窓口は営業時間が限られていて祝日の月水金しかやってない隔日営業。そのためそれ以外の日に行く場合は、委託先の販売所で確実に買っておこう。
↓委託販売先↓
ここでは萌えっこフリーきっぷなるものを購入
これは増毛~留萌~幌延~豊富とその他一部の路線バスが乗り降りし放題になるきっぷで1日用と2日用とスキップ2日券がある。スキップ2日券は連続した2日間ではなく、1日目使えて、2日目は使えず、3日目にまた使えるという用途が微妙に分からないきっぷ。恐らくではあるが、2日目に天売島と焼尻島を観光する人向けなのかもしれない。
今回購入したのは1日用の問寒別めいりんバージョン。
このキャラクターは沿岸バスのオリジナルキャラクター。まあ早い話鉄道むすめの沿岸バスバージョンだ。1年ごとにキャラクターが変わっており今年で12シーズン目となる。
プロフィールも各キャラごとに存在しており問寒別めいりんのを見てみると、隣町の観光協会に勤めている模様。そして趣味の欄を見てみるとどうやら鉄道旅が趣味らしい。
お前、バス会社のキャラクターだよな?
個性があるのはいいことです。(謎の上から目線)
きっぷを買ったのですぐ近くのバス停にやってきた豊富行きのバスに乗車。かつては観光型タイプのバスが走っていたようだが現在では、この段差の少ない路線バスタイプが主流となっているようだ。ここから約6時間(乗車時間は3時間20分程)の旅の始まり始まり~~。
ところで、なんか友人が俺の行程を変態扱いしていたが、同じ経路(宗谷線)を250kmを数日以内に往復するというお前もなかなか変態感あるぞ。
バスはほぼ全てが埋まる程度の混雑具合。途中までは留萌の中心地の中を走るからそこまでこんな感じだろうと思っていたが、留萌の北にある小平町の辺りまでは、こんな感じの混雑率であった。
留萌市街地を過ぎると道路が沿岸部に近くなる&景色を遮る建物が無くなって来るので、海がよく見えるようになる。また、この辺りからかつて走っていた国鉄羽幌線の遺構がチラチラ見えてくるらしい(多分)が、さすがに海側にはそれらしきものは見えなかった。遺構を見るなら山側がいいかもしれない。
途中の上平付近で逆方向の留萌市立病院行きとすれ違い。沿線人口は少ないもののバスの本数は1~2時間に1本は確保されているのですれ違いも何度かは見る事が出来る。しかも、景色を遮るものがほとんどないので、遠くからでもすぐに分かる。
これが上平バス停
一見すると普通のバス停だが、ここから古丹別行きのバスが出ている。バスはこの先も海沿いの道を進んでいくが、調べてみるとかつて走っていた国鉄羽幌線は、上平~古丹別~羽幌といったルートで通っていたみたいだ。ちなみに萌えっこフリーきっぷは古丹別に行くことも出来る。
羽幌町で下車
苫前町を過ぎてしばらくするとバスは、羽幌町に入る。この街は天売島・焼尻島へのアクセスの拠点ともなっている、おそらく豊富留萌線が通る町の中で2番目に大きな町だ(一番は留萌)
まずは羽幌町にある羽幌南大通5丁目バス停で下車。羽幌の町に入ってすぐのバス停だ。
ここから少し歩く。
ここで降りた目的は、ここから少し歩いた所にある羽幌郷土資料館。羽幌バスターミナルがこの街の中心地だが郷土資料館へは羽幌南大通5丁目バス停で降りるのが便利。
なお、休館日じゃないのに鍵がかかっていて中に入れない事もあるようだが、その時は庭で作業している管理人に開けてもらおう。
入場料は220円とかなり安めの設定。(しかも高校生以下は無料)
中にはかつてこの街を走っていた国鉄羽幌線の他に羽幌炭礦鉄道という私鉄の駅名票などが展示されていた。国鉄が走っていたのは何となく知っていたのだが、私鉄も存在していたことはここに来るまで知らなかった。
作業員の方々が実際に使っていたヘルメットを展示している場所はそう多くはないだろう。
他にも項目ごとの年表も置いてあった。この羽幌という町はもともとは石炭産業で栄えた街だ。かつて、大人の事情で他の炭鉱で石炭が取れなくなり、国鉄の機関車列車が運行できなくなくなりそうになった時、この羽幌炭鉱がフル稼働して国鉄の運行を支えたことがあったんだとか。
2階は羽幌町で取れた化石や地層についての展示物のコーナー。地層などの地学系は無知なのであまりよくわからなかったが、とにかくアンモナイトのインパクトがすごかった。勝手にアンモナイトというものは小さいものって認識していたが、普通に直径30cmを越えていそうなものもあった。
郷土資料館を出た後は少し歩いて沿岸バスの羽幌バスターミナルへ。羽幌町には、沿岸バス本社バスターミナル・羽幌ターミナル、といった感じで2つのターミナルが存在する。この羽幌バスターミナルは当時ここを走っていた国鉄羽幌線が廃止になり、その羽幌線の羽幌駅の跡地を利用して誕生したのである。
ターミナルの近くには羽幌線跡を示す歌碑がある。
中は地方にならどこにでもあるバスターミナルって感じ。高速バスや萌えっ子フリーきっぷなどだいたいのきっぷは買える。
かつて使われていた備品も展示...というよりかはケースの中に雑多に置かれていた。現在は、稚内に通じるバスは北都交通・宗谷バス運行の高速バスと音威子府までの宗谷バスの路線バスくらいしかないが、かつては沿岸バスも走っていたのだろうか?
ここからまた豊富行きのバスに乗車。
車内には、誰一人...いませんでした...。
自分と入れ違いで一人降りて行ったのを見たので、乗客0人という訳ではなかったらしいけど...おそらく羽幌町中心部に入ってすぐのバス停でみんな降りたのかもしれないけど...地方の路線バスの厳しさを知った。
バスの乗客がいないのはもちろんの事、中心地をでると他の車でさえ見かける事はほとんどなくなり、ただひたすらに何も通っていない道路の光景が広がるように。
ちょっとだけ初山別
次に降りたのは初山別村にあるしょさんべつ温泉バス停。この初山別村の観光スポットの一つでさっきまで通っていた国道232号線からは若干ずれた場所にあるが、バスはちゃんと施設の最寄りまで寄ってくれる。
ちょっと歩くと灯台みたいなものを発見
今回しょさんべつ温泉に寄った目的はこの神社。
オロロンラインの観光地について調べていたら出てきて面白そうだから行って来た。この神社に関してはあまりよくは知らないが、昔、漁師の人が奉った所海難事故が減ったという話があるので、多分海の神様かなんかかもしれない。
さて、参拝?を済ませて戻ってきたはいいが
来ないよ!バス!
定刻なら16時56分にバスが来る予定なのだが、17時を過ぎても来ない。都会に住んでいる人ならこれぐらいは当たり前だろと思うかもしれないが、今まで乗ってきた2本のバスは定刻通りにやってきてるのである。というのも、このオロロンラインは車の通りがほとんど無ければ、信号もほぼ無いのである。
結局7分程遅れてやってきた。定刻通りに来ない方が当たり前だし、バスは全く悪くないが、すごいドキドキして心臓に悪かった。
車内は
誰一人いませんでした...。
先ほどと同様の結果でしたとさ。
途中の遠別のバス停では学生がおおよそ5人くらいいた。だが乗ってきたのは2人だけだった。
遠別を過ぎると周りには緑が広がるというかほとんど変わらねえなおい。
どこまでもこの景色である。そしてたまに集落があるくらい。最初らへんは新鮮な気分であったが、終盤ではもうすでに飽きてる。ドライブコースとして有名なのはさっきも述べたが、景色が単調過ぎて後半は苦行と化しそうだ。
そして、あまりにも暇な俺は
ヤマノススメ読んでた
正直初山別からはこの記憶しかない。
ちなみに初山別市街地を過ぎるとバスはあれだけ走っていた、海沿いを離れ内陸部を走るように。もうすぐ目的地の幌延だ。
留萌を出発してからおよそ6時間
バスはついに幌延駅に到着。
本当はこの先の豊富駅まで続いてるし、留萌市立病院から留萌駅前まで乗ってないし、地味に羽幌南大通5丁目から羽幌ターミナルも乗ってないから完乗じゃないけどまあいいや。
これにて今回の豊富留萌線乗車記は、終わり!!!閉廷!!!解散!!!
さてここからは6時間半ぶりの列車。やってきた普通列車稚内行きで、日本最北の地稚内へ。車両はキハ54の1両編成。
ここで、特急宗谷号との行き違い。あちらは札幌行きだが19時を回ろうとしてるにも関わらず、ここから330km走ろうとしているのだ。
車内は自分を含め片手で数えられる程度しか乗ってなかった。
夏とはいえもうすでに日は暮れていてほとんど何も見えなかった。(まあ見えたとしても原野しか見えないだろうけど)
乗車して1時間ほどで終点の稚内駅に到着。
ついに日本最北端の地に降り立つことが出来た。ここで11時間ぶりに同行者のsyun君と合流できた。
駅舎はガラス張りのちょっぴり近代的な感じ。2011年に造られたらしく中にはバスの窓口やみやげ物店、さらには映画館までもある多目的な構造。
ホテルに荷物を置いた後は近くのセイコーマートへ。
そこで買ったのがこれだ。
北海道の商品でまとめた、セコマスペシャルとなっている。
この後は風呂入って寝た
終わり
というわけで以上がオロロンライン豊富留萌線の乗車記です。正直かなり適当なうえ、写真が少ないという事もあってかなり雑な仕上がりになったのは許してください...。
ただオロロンライン自体は風景がとても雄大で、普段見れない風景が広がっているので行ってみる価値は大いにあるだろう。
というわけで今回はここまで、ありがとうございました。
次回作
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東海ツアーズのひさびさ割使ったらめっちゃ安かったよ
オイイイイイイイス!!!!
ひさびさ割使った(前置き)
ついこの間、一週間というそれなりの期間、関西に行ってきた。本来ならば長期休みではなく普通に大学がある期間だが、大学は短くても今年の年末まではレポート出せばそれでいい感じだし、バイトも面接で落ちまくった結果、たまに気分でいれる日雇いくらいしかないので、ぶっちゃけ暇を持て余している。だったら動画作れって話だがいかんせんやる気が出ない。というわけで関西私鉄を撮りまくる旅をしてきた。
ひさびさ割とは
ひさびさ割はJR東海の子会社である東海ツアーズという旅行会社が発売している、新幹線と宿がセットになったツアー商品に適用される割引である。
昨今のコロナウイルスの影響で人出が減少し、それに伴い東海道新幹線の利用も大きく減少し実際にお盆期間では前年比24%に留まっている。24%減ったのではない24%である()
↓JR東海の公式データ(PDF形式)↓
https://company.jr-central.co.jp/ir/passenger-volume/_pdf/000040326.pdf
こうした状況に対応するため、臨時列車は走らせないという選択ができるが、必ず走らせなきゃいけない定期列車は運休させるわけにはいかない。例え乗客が一人だろうと十人であろうと1323席(東海道新幹線の定員)の車両を走らせないといけない。
だったら安くしてでもいいから一人でも多くの客を乗せよう!ということだ。
要は東海道新幹線の安売りである。
予約方法
ひさびさ割は名古屋・京都・大阪行きの新幹線+宿のプランに適用される割引。東京行きに対しては「ずらし旅」の割引が適用される模様。
今回は埼玉から大阪に行くので、大阪を目的地として探すことに
若干見切れてしまったが、東海ツアーズの公式サイトにアクセスした後、矢印の所で人数や行きたい場所を打ち込む。
そのあとに検索をかけると、そのエリアのホテルが何軒か出てくる。今回は安い順に並び替えて一番上に出てきた相鉄グランドフレッサ大阪なんばを選択。お値段は出発日やサービスにもよるが、自分の時は18200円だった。これがどれだけ安いのかは後で計算してみることに。
ほんであとは道なりにいって個人情報などを打ち込めばおk
とまあこんな感じで東海ツアーズの普通の商品と変わらない方法で申し込むことができる。
ひさびさ割のすごい所と付いてくるもの
さてこのひさびさ割のすごい所はなんといっても安さだ。
定価で旅をした時の値段を表にまとめてみた。
もし定価で旅をした場合 | |
東海道新幹線 のぞみ 東京~新大阪 | 14520円 |
東海道新幹線 のぞみ 新大阪~東京 | 14520円 |
相鉄グランドフレッサ 大阪なんば |
4750円 |
合計 | 33790円 |
普通に行けば33000円かかるところを18000円で行けるのだからこれだけですでにすごい。
しかもこれに飽き足らずgo toトラベルを適用させれば、35%引きの11830円で済む上に3000円の共通クーポンが付いてくる。
つまり実質8830円で往復新幹線とホテルが付いてくるのである。割合で表してみるとなんと定価の
26%
の値段で行けるのである。26%引きではない、26%の値段で行けるのである。
また、このひさびさ割で申し込みをするとこれらのクーポンも無料で付いてくる。
一つ目はDELICA STATION で使える飲み物引換券だ。DELICA STATIONとはJR東海の駅にあるコンビニみたいな場所で駅弁などを売っている。引き換えられるお茶は100円程の奴だがそもそもクーポンをつけてくれる時点で太っ腹だ。
二つ目はずらし旅クーポンというものだ。このクーポンは目的地にある施設などで使える割引クーポンだ。東京を目的地にして申し込むと東京タワーに上れたり、京都行きだと有名な寺院の特別拝観に無料で行けたりするなかなか素晴らしいクーポンだ。どれもこれも普通に入場料などを払うと1000円を超えるものがほとんどなので、ぜひ使ってほしい。
↓ずらし旅クーポンの使いどころさん↓
https://recommend.jr-central.co.jp/hisabisa-tabi/zurashi-activity/
使った感想
まず初めに乗ったのが、東京を6時30分に出るのぞみ5号博多行き。乗る列車を指定する際は第三希望まで(第二希望までは強制)選ぶことが出来るが、見事に第一希望の列車に乗る事が出来た。
一つ目として紹介した飲み物引換券は最終日の新大阪駅で新幹線に乗る前に引き換えた。このクーポンを利用するには1000円以上の買い物をしないといけないので、ちょうど1000円のとんかつ弁当を購入。カツもしっかりした厚みがあり充分な食べ応えだった。
ずらし旅クーポンはどこで使うか迷った末に串カツ横綱で串カツを頂く事にした。串カツ1人前が無料なうえ、通天閣の入場チケットが付いてくる。クーポンを使った時間が通天閣の営業終了時刻を過ぎていたので、半ば通天閣入場券は捨てるつもりでいたが、よく見てみるとチケットの有効期限も発行日も記載されていなかった。もしかしたら別日でも使える...のかもしれない。なお、もしこのブログを見て実際に試そうとしても、私は責任は一切取らないのでご注意を。
帰りの新幹線は、これまた第一希望で申し込んだのぞみ64号東京行き。これが新横浜・東京方面の最終だ。
これに乗っている時に気づいたが、客と客の間が一席ずつ空いているのである。コロナ対策としてのソーシャルディスタンスもしっかりと保たれている事が確認できた。
最後に
今回はひさびさ割のお得度を紹介してみたが、いかが...どうだっただろうか。
このひさびさ割は現時点では12月の25日の出発で終わってしまうらしいので、使う際はお早めの予約を。というわけで今日もありがとうございました。
https://www.youtube.com/channel/UC_Gvqu91xg_fov1gedF369g?app=desktop
「鉄道旅ブログ」18きっぷで札幌から留萌へ...(特急もあるよ)
前回はこちら↓
気持ちの良い朝
おはようございます。
今日は出発が割とゆったりめという事もあって、優雅な目覚め。普段は大体6時くらいにチェックアウトして始発辺りの列車に乗っちゃうから、ホテルの朝食なんてかなり貴重。
朝食はバイキング形式なので食事場に行くことになったのだがその光景がこちら
見ての通り誰もいない。
この時期は今に比べてコロナの影響が強かったので、予想は出来ていたがやはりホテルの経営が心配だ。
今回頂いたのは鮭・イカの握り・みそ汁などなど。こういうバイキング形式だと和食・洋食・中華など、とりあえずな感じで選んでごちゃ混ぜになりがちだが、今回は全体的に和風な感じで頂いた。
コロナ対策もあってか、それぞれラップがされた小皿にのせられている。
材料は主に北海道産の物を使用しており、どれもかなり美味しかった。
個人的に一番よかったのはこの牛乳。
あっさりとした感じでおいしく、3杯くらい頂いた
朝食を済ませた後は、支度を済ませチェックアウト。
かなり高級感があり、かつ駅チカだったので普通に泊まれば一人一泊あたり5~6千円かかるが、今回は札幌市独自にやっている、札幌夏割というクレイジーなキャンペーンの割引クーポンを使ったおかげで、一人あたりたったの千円で泊まる事ができた。
ありがとう!札幌市!
目指せ!稚内!
朝の札幌駅
外はあまり人がいなかったが中はたくさんの人がいて賑わっていた。
札幌駅では券売機で、乗り鉄なら一度は使ったことがあるといっても過言ではなさそうな、青春18きっぷを購入。改札で一日目の所にハンコを押してもらった。
まず乗るのは、8時36分発の普通列車岩見沢行き。車両はエアポートでもお世話になった721系。6両編成で、車内は窓側の席がある程度埋まっているぐらいの混雑率だ。
発車してすぐに千歳線の列車と並走をした。この辺りは本数も多く
この先しばらく8km程並走はするが、あっちは苗穂・白石をすっ飛ばし、いっきに新札幌まで行ってしまうため苗穂に止まっている間に取り返しのつかない差を付けられてしまった。
一つお隣の苗穂駅には北海道を代表する車両工場で様々な伝説を持つ苗穂工場があるのだが、いきなりカオスな一面を見せてくれた
他にも721系の入れ替え作業?を行っていたり、おそらく廃車になったキハ283系が留置されていたりと、ネタには困らない。
特急に抜かれるといったそういったイベントも無く、終点の岩見沢に到着。
札幌から進むにつれて乗客は減っていったものの、最後までまあまあの数の乗客が乗っていた。
ここでは2種類の記念入場券を購入。
上の40入場券は主にキハ40がやってくる駅で売っている物で、下の北の大地入場券はえJR北海道の路線の沿線にある市町村ごとに売られている。ただ前回と比べると、北の大地入場券は種類を減らしている気がする。
ここからさらに函館線を進んでいくのだが
まさかの架線下DC
岩見沢から先の旭川まで電化はされていて大半の列車は721系といった電車で走っているが、運用の都合?でディーゼルカーとなっていた。
進行方向前よりは新しい(製造から25年経過)キハ150と定年が近そうなキハ40。ちょっとだけ迷ってキハ40の方に乗車。
皆同じような考えをしているのか、キハ40の方には(同業者?)らしき人が乗っていて、ボックスのほとんどは埋まっていた。逆に前方の150の方にはほとんど誰も乗っていなかった。
旅行から帰ってきてすぐに、後継のH100形気動車が11両川崎重工業から送り込まれたので、そろそろ40王国北海道の終焉が近づいているのかもしれない。
とまあ、古い方を選んだはいいが冷房が無いという致命的な欠点が発覚。北海道の夏は東京よりかは涼しいが、それはあくまで他の地域と比べた時の話で北海道の夏もそれなりに暑い。実際に冷房なしで地獄絵図を生んだ鉄道がかつて、札幌の奥座敷にあったぐらいだ。
なので、とりあえず
FOOO!!気持ちエエエ~~~~!!
やはり夏の北海道旅はこれに限るぜ!!
岩見沢から先(厳密には江別から先)は駅間では、何もない原野の割合が圧倒的に多くなってくる。そんな路線を、今乗っているキハ40はかなりの高速走行をしている。これぞまさに北海道のローカル線旅って感じだ(この区間をローカル線と呼ぶかは人によるだろうが)
途中の茶志内駅では、後追いの特急カムイ9号の退避のために6分程停車する。無人駅ではあるものの、2面3線を有するしっかりとした駅だ。
何となく夏らしい一コマが撮れた気がする。
特急通過の瞬間
退避が終わって列車が出発した後は、特に意味は無いけど前のキハ150の方に席を確保した。その時の光景がこれだ。
本当に誰もいねえな
いやまあさっきも書いたけど本当に人がいない。
ちょっとだけわーぷ
終点の滝川に到着。
ここでも北の大地入場券と40入場券を購入。
「運転見合わせ?」
「タクシー出る?出そう?」
みたいな不穏な会話をしていて、この先の予定を心配したが、どうやらそれは根室線の列車なので関係は無いようだ。この後もカツカツな乗り換えが2回控えているので背筋が一瞬凍ったといっても過言ではない。
滝川まではだいたい一時間に一本程普通列車が存在するが、滝川~旭川は普通列車が非常に少なく2~4時間空くのも珍しくない。18キッパーには鬼門と言われる場所だ。ただ、普通列車は少ないが、それとは対照的に特急列車は1時間に1~2本は走っている。
なので
特急ワープしちゃいます。
ここから乗るのはライラック11号旭川行き。車両はかつて青函連絡特急として使用されていた789系0番台。個人的には2015年のシルバーウィークに乗って以来、約5年ぶりだ。
先ほどまでは古めかしい気動車であったがここからは電車でしかも特急、また、最高速度も90km/h程から一気に120km/h、車内設備は固めのボックスシートから回転式リクライニングシートへと一気に明治時代もびっくりな文明開化が起こった(大げさ)
留萌線!!
乗車区間が一駅分なので15分もかからずに到着。
なお、調べてみたら滝川~深川は23.1kmあり、その区間を特急は13分で走るのだそう。その評定速度は106.6km/h
かつてより遅くなっているとはいえ、そのスピードは健在だ。
ここからは留萌本線というローカル線に乗車。
車両はキハ54とキハ150の混結だが、150の方は締め切りされている回送列車扱い。車内は同業者方々が各ボックスに1~2人いる程度の混雑。
中から見てみるとこんな感じで締め切られている
深川を発車した列車は複線の函館線と別れて、単線の線路を走る。そんな留萌線沿線には予想していた通りの光景が広がっている。
田畑が多く駅前にちょこっと家屋が立ち並ぶ集落がある程度って感じ。いや、集落がある所はまだましな光景で、駅前にすら集落が存在せず一面にクソ緑しかない場所も全然ある。
途中の石狩沼田駅に到着。
この駅は留萌本線の途中駅の中で唯一の有人駅。とはいっても平日の朝7時から13時40分までの郵便局もびっくりのお役所営業。しかも売っているのは留萌線周辺の乗車券と、函館線の自由席特急券(Sきっぷ)くらいで、簡易委託駅扱い。
石狩沼田を過ぎてその先の恵比島を過ぎると、今まで原野を走っていたのが一転して今度は山の中を走っていく。そのため
圏外になった
しかもこの辺りは地形の関係か、線路がうねっているので本来の最高速度は95km/hだが、60km/h程度しか出せなくなってしまった。
特に見るものも無くなったので昨日のホテルの近くのセコマで買ったガラナを飲んでみる事に。若干の薬品感が癖になるおいしさだった。
乗車して1時間弱で終点の留萌駅に到着。留萌駅のホームは本来ならば3~4両は止まれそうだったが、2両編成が停まれるギリギリの所で立入禁止となっていたので、こんな感じのギリギリの写真になってしまった。
最後に
今回は、18きっぷを使って函館線と留萌線の列車を乗り継ぎ留萌まで移動してみました。函館線のスピード感ある走りと対照的な留萌線のゆったりとした感じ、どちらもよかったです。ただ留萌線もさらなる路線縮小がほぼ決定しており、この先どうなる事か...。とにかく留萌線に関しては、早めに乗っておくことをおススメします。
てなわけで今回はここでおしまい
本日も見てくださりありがとうございました。
https://www.youtube.com/channel/UC_Gvqu91xg_fov1gedF369g?app=desktop
「鉄道旅ブログ」~見どころ施設無料化月間~で札幌観光編
前回というか最初の奴です↓
北海道着いた
おおよそ2時間のフライトの後、新千歳空港に到着。北海道には何度も行った事があるが、飛行機での上陸はやはり新鮮だ。
トッモの荷物を受け取ってから近くの新千歳空港駅まで歩くのだが、なんか既視感がある。自分が初めて飛行機に乗った時は那覇空港に降り立ったのだが、その那覇空港と中の造りが対して変わらない気がした。空港ってどこも造りが同じなんですかね?
新千歳空港駅の券売機を叩いて、乗車券を購入。なぜ島松までって思うかもしれないが、実は札幌までJRで行くなら区切って買った方が安くなるのだ。
しかしこれがのちにちょっとした波乱を呼ぶことになり、分割乗車券のデメリットを思い知る事になるとは....
快速エアポートに乗車
ワイ「クロスシートの奴がいいな~」
トッモ「じゃない奴もあるの?」
みたいなやりとりをしながら、ホームに向かうとそこにいたのは
ロングシートの車両(733系)もそれなりの数がいるが今回はクロスシートが来てくれた。別にロングシートが嫌いなわけではないが、やはり景色を見るならクロスシートの方がいいし、何より座席を4人掛け状態にして占拠出来るのがいい(混んでいる時はやめましょう)
さて、座席に着いたわけだがここである事に気づいた。
島松~札幌の切符が無い!
あれえ!?改札を通った時は、確かにあったんだけどなあ?
俺は探した、カバンの中・スマホケースの中、心当たりのある場所を全て探した。そして、やっとみつけた
ホームに落としてた!!!!
画像を見ると映りがかなり悪いように感じるが、これは列車のドアの窓越しに撮影したからである。早い話切符を置き去りにしたまま列車に乗ってしまったのだ...。
めんどくさいハプニングを起こったものの、そんなことはお構いなしに列車は札幌へと向かっていく。
一応デッキの方に行って新千歳空港駅に電話をかけたのだが
モーター音がうるせえ...
いやあ、相手が何言ってるか全く分かりませんわ...。
とりあえず、きっぷを落とした場所と名前は言って切ったんだけどこれでいいのか?もしかすると
オペレーター「まず名前を教えてくれるかな」
ワイ「先頭車付近できっぷを落としたんですけど...」
ともしかしたらこんな感じのアンジャッシュもびっくりなすれ違い会話をしていたかもしれない...。これだったらまだ個室...トイレで会話した方が良かったかもしれん。
本来は札幌で降りる予定だったが急遽一つ手前(快速基準)の新札幌で下車。ちなみに新千歳空港から札幌まで行くよりもここで降りた方が200円くらい安くなる。地下鉄メインで観光する場合はここで降りて一日乗車券を買った方がお得。
もちろんここで降りたからには地下鉄に乗り換えるわけで、先ほど述べた一日乗車券を使うのがお得なのだろうが、今回はこいつを使う
SAPICA~~!
これは札幌の中心を走るバス・地下鉄で主に使えるご当地ICカード。その特徴については今度やる気があればまとめるが、札幌観光をする際に買っておくと便利なカードである。
東西に移動するにはもってこいの路線(というかこいつしかない)。沿線にはそんなに観光地が無く、観光客にとっては南北線や東豊線に比べると利用する機会が少なそうだが、個人的にはなんだかんだよく使う路線だ。
降りたのは大通駅
ここは札幌の地下鉄三路線全部が乗り入れる駅で札幌駅も近い。というか地下街で繋がっているので歩こうと思えば歩ける。
北海道には何度も来たことがあるが、何気に明るい時間の札幌駅を見るのは初めてかもしれない。北海道には数回程来た事あるのに明るい時間の札幌駅を見た記憶がないとか...。
王道を往くラーメン共和国
お昼は札幌駅近くのラーメン共和国
今回選ばれたのは吉山商店
特に意味は無く、とりあえず適当に選んで入った感じだったが、結構おいしかった。
ラーメンを食った後はホテルに荷物を置いていよいよ札幌観光。札幌の観光地はある程度までは札幌駅周辺に集中しているので、結構楽。なので今回は、地下鉄ではなく
レンタサイクル~~
もうこの演出飽きた(辞めちまえ)
札幌にはポロクルというレンタサイクルが街の至る所に配置されており、これを使う事で効率的に名所を巡る事が出来る。
しっかしこれが超めんどくさい
ドコモの会員登録云々(自分はAU派)でそういった準備をしたりしないといけず、かなり時間を取られてしまった。
そんなこんなで何とか使えるようになり散策開始
北海道旧本庁舎
まず最初は札幌駅と大通公園の間らへんにある北海道旧本庁舎へ。その名の通り昔の北海道庁で、開拓使が設置されてから20年後の1888年に建てられ、その後、1947年まで北海道をまとめあげる為に使われていた施設だ。
中には図書館やら博物館として様々な資料が展示されているらしいが
どうやら後2年ほど工事で開くことは無い模様。
ヤツらを(無料)解放せよ
アマプラで踊る大捜査線観ながら書いてます(ガチ)
札幌市では観光地の活性化を狙って、市内にある観光地の一部を8月31日まで無料開放していた。そこでケチケチ精神の持ち主である俺は、これを機に、気になる所を全部回っておくことにした。
※現在は終了しています
次に行ったのはがっかり観光地として、悪名高い札幌時計台。パンフレットに載っている写真や、時計台というネーミングを考えると「でかそう」「すごそう」という感情を抱きそうだが、そう思った状態で足を踏み入れると、がっかりされても無理はない大きさだ。
さっきの旧北海道庁とほぼ同じ年に建てられたと思っていたが、こっちの方が10年早く建てられており、道庁と幼馴染というよりかは、お兄さん的な立場だ。
ルパン三世仮♂トロ...カリオストロの城の終わりらへんで、ルパン三世とカリオストロ伯爵が戦っていた場所のような、歯車やらがたくさん詰まった機械仕掛けな感じの中身かと思っていたが、実際は普通の資料館って感じだ。ただ、歴史好きにとっては退屈しない場所となっているので、行く価値は十分だ。
2階に上がるとクラーク博士の像があった。2階はベンチが並んでいる休憩所ッといった感じだった。
俺たちずっ友だぜ!
(右に映ってるのは俺...ではなく同行者のsyun)
時計台
時計台を出た後は、追加料金がかからないうちに近くの置き場に自転車を返して、これまた近くのテレビ塔へ。
時計台では消毒液が置いてあるくらいだったが、このテレビ塔では密になるのを防ぐために、屋上まで上がるエレベーターは多くても4人までとなっており、そのせいもあって、展望台に登るまでに結構時間がかかった。
これが時計台の入場券を売っているカウンターでの光景。普段はここでお金のやり取りをするわけだが、今回は無料なのでそういったやりとりは無い。とりあえず入場券を配ればいいだけだと思うが何故か律儀にレジも使っていた。
天気はまずまずって感じでテレビ塔から景色を見るには微妙だがまあ、全く見えないってわけではないのでヨシ!
行きはエレベーターで登ったが、下りはあえて、階段を使ってみる事にした。
雰囲気はさながらオトナ帝国のラストに出てくる階段そのもので、二人して盛り上がって居た。
羊ケ丘展望台に行きたい!
羊ケ丘展望台とは、手早く言ってしまえばどこかを指差しているクラーク博士の像がある場所である。
ここも入場料が同様のキャンペーンで無料となっているが、札幌駅からは少し離れている。
近くにあった大通駅にやってきた。
まずは東豊線に乗って終点の福住まで向かう。車両は、どことなくかわいらしいデザインの9000系
車内にはLCDも付いており、今時の車両って感じだ。
道中は疲れが出てきて爆睡してたのでカットして、終点の福住。この福住駅のすごい所は階段を上がって改札を出て、そこからまた階段を上がると、なんと福住バスターミナルの中に出られるという所だ。札幌では他にも、バスと地下鉄の乗り継ぎ割引が設定されたりと、交通機関同士の連携がすごい!
というわけでバスを探したはいいが...
「あれ!?バス無くね!?」
とりあえず、羊ケ丘方面に向かうバスが止まっているはずの乗り場に止まっている、別のバスの運転士さんに聞いたところ
「今日はもう走ってないですね~」
どうやらコロナの影響で減便ダイヤになり、乗る予定だった最終便が運休していた模様。
簡単に言えば無駄足
というわけで来た道を速攻で折り返し、さっき乗っていた東豊線に乗って、大通駅で下車。そこからは札幌市電に乗車。
車両はA1200形という札幌市電の中では2番目に新しい車両。連接車両・低床車という今時の最新路面電車って感じだが、車内にはこんな物があった。
どうやら観光客向けの設備もあるらしい。ただ、実際は少し高めの位置にあるクロスシートで、要は車体の構造上どうしてもフラットにできない部分が有り、それをごまか...もとい活かした結果なのだろう。なお、見える景色はだいたいどこの街にもありそうな雑居ビルがほとんどで、別に汚いとかそういう訳ではないが、観光客が楽しめる景色ではなさそうだ。
藻岩山展望台
20分程乗車したのち、ロープウェイ入口駅に到着。そこから連絡バスも出ているが、時間が合わなかったので歩いて向かう事にした。ただ途中、連絡バス乗り場にいたおばちゃんに
「今日は曇っていて景色見えないんですよ~」
藻岩山に行く目的は夜景を見る為だったが、この時点で行く理由の半分を失ってしまった。まあ、ロープウェイ乗りたさに行くことにした。
思っていたよりかはごつい感じの建物。
距離は短いが、案外坂が多いのでかなり疲れた。
中に入ってみると想像以上にたくさんの人がいた。景色が見れないのは分かり切っているが、いかんせん無料期間。往復1800円をチャラに出来るというのにつられている人が大半なのだろう。お前もだろとか言わない。
頂上とのライブ中継を見れるモニターが待機所にあったので見てみたのだが
故障中か?
いえ、正常です。
やはり頂上に行っても何も見えないのは確実らしい。まあ行くけど。
しばらく待つと係りの人に案内され、ロープウェイに乗る事ができた。
微妙な写真を何枚か撮ってたら終点に着いた。この先頂上へは、ケーブルカーが通っていて景色も見えず、その代わりに人だけがたくさんいるという誰得状態ではあったが、タダなので行ってみる事に。
前が見えねえ...
全体的に曇っているというか霧がかかっていて、メガネはくもるわカメラのレンズがくもるわと散々な状態。
ちなみに晴れていればこんな感じで札幌の夜景が綺麗に見えるらしい。これは再訪案件ですね。行けたらまた行こうと思う。
多分行かねえな(大失礼)
この先コロナが収まったらそれなりに客が来て待たされそうだし、何よりケーブルカーとロープウェイの往復で1800円はきつい。
とりあえず霧とカップルしか見えるものが無かったので退散。そそくさと男二人で山を下った。
この後はまた路面電車に乗って、札幌の夜の街すすきのへ
すすきので夜ご飯を食べる事に。
しかしさすがは夜の街すすきの。道を歩けばキャッチのお兄さんに声をかけられまくる。また「飲み放題安いよ!!」「女の子いるよ!」みたいなことを道端でただ大声で叫んでいる人もいる。客引というのは本来は法律に触れるものなので、こうして特定の誰か相手ではなく、ただ叫ぶことで、名目上は「独り言」という事にして法に触れないようにする賢いお兄さんもいる。
あてもなくさまよい続けて10分
今回はこの「だるま」というお店で札幌名物であるジンギスカンを頂くことに。
中では仕切りがあったり、消毒液も完備してあったりとコロナ対策は充分。札幌でのコロナ感染はこの街が中心だったので、そういった負の面を払拭する為でもあるのだろうう。コロナ全盛期でも飲み会が堂々と行われて集団感染したり、オッパブの姉ちゃんが乳〇の消毒忘れて、それをみんなが吸って感染したのが、すすきの(圧倒的風評被害)
これがジンギスカン
札幌で食べるのは初めてだが思ったより癖がなくてとても美味しかった。
食べ終わった後は鍋が外され中が丸見えに。ただ炭が焼けただけの光景だがどことなくかっこよさみたいなものを感じた。
ジンギスカンを食べ終わったら明日に備えて宿に向かう事に。 今日の宿は札幌駅の北側にあるのだが、間違えて南向きに歩いてしまう、というハプニングもありつつ宿に帰り、睡眠を取った。
最後に
というわけで本日は札幌観光をしてきました。鉄道成分はあまりなかったけどそこはまあ、許ちてくだちい。
今回もご覧いただきましてありがとうございました。よかったらyoutubeとかTwitterも見ていってくれると嬉しいです。
次回作
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「鉄道旅ブログ」HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス&GO TOトラベルで破格の北海道鉄旅
いきなりの番狂わせ
事の発端は今年の春。当時の俺は「鉄道で日本縦断する」というたいそうな目的を持っていた。そこで、俺は経路を調べ、沿線の観光地などを調べ、安ホテルを調べ上げとかなり綿密に計画を立てていた。
しかし、出発を控えた一か月前の七月に、九州地方・中部地方を中心に甚大な被害をもたらした令和二年七月豪雨が発生。これによりこの旅の経路上にあった飯田線において土砂崩れが発生し、三ヶ月間の運転見合わせという事態が発生してしまった。しかも被災した場所がよりにもよって飯田線の中でもキングオブ秘境区間。そのため、早期復旧は絶望的なうえ、代行輸送すらできないという状況。なので日本縦断計画は大きく縮小・変更を余儀なくされた。
今回は、そんな土壇場での計画変更の末に行われたいわば代替旅みたいなものである。
今回のスタートは京成線の上野駅。本当は埼玉の某所(ぶっちゃけもうばれてる)からスタートしたけど特にこれといった面白い事は無かったので割愛。
ちなみに今回は途中まで同行者がいて、そっちの方もブログをやっているので特にメリットはないけど宣伝シヤーッス!
プライドを捨てた?500円スカイライナー
今回、北海道へは成田空港から飛行機で行くというかなりシンプルな行程(当社比)
北海道に行くまではかつては青森まで寝台特急あけぼのからのスーパー白鳥コンボ・上野からダイレクトに寝台特急北斗星・昔ながらの夜行急行はまなすといった感じでなんだかんだ函館駅を経由して札幌に向かう事が多かったが、それらが無くなった今、函館を経由しない方が安くて便利な時代になってしまったのはいささか寂しいものだ。
成田空港へはバスやらJRやらいろいろあるが、今回は空港アクセスにおいて代表的な、京成スカイライナーを使う事にした。
さて、スカイライナーは特急列車なので乗車するためには特急券が必要だが、その特急券の値段が
なんと500円!
新型コロナウイルスの影響により国内線・国際線問わず航空機の需要は大きく減少し、それに伴って空港連絡特急のスカイライナーも大きく需要が減少し、その結果
「乗らないよりかはマシ」
多分こんな理由で投げ売りされたのだろう
ちなみに、500円で乗れるのは飛行機を使う人限定なのであらかじめ窓口で搭乗券を見せる必要がある。
さて、改札を通ってとうとう人生初のスカイライナーに乗車
乗客は...誰一人...いませんでした。
まさかここまでいないとは思ってなかった。これは京成電鉄も真っ青だろう...。悲しみの声が聞こえる。
ちなみにこの後、数人乗ってきた。
成田空港着いたナリ
乗客の数は結局のところお察しだったものの特に手抜きをされることも無く安定の高速走行で成田空港第2ターミナル駅に到着。
今回我々はピーチ航空というLCCを利用するのだがそのピーチが発着するのが第三ターミナルという場所である。使った事のある人は分かると思うが、要は僻地だ。
まずは第二ターミナルから第三ターミナルに移動するためのバスを探すために移動。
その時に毎年、お盆のニュースに出てくる空港の待合場所に行きついたのだが...。
(ほぼ)全便運休
もはや芸術だ(若干不謹慎?)
基本的にこの時期ならばハワイに行く人やらグアムに行く人やら北海道に行く人、沖縄に行く人でいっぱいだが、全くお盆らしさを感じ取ることが出来ない。
なので各都市からのバスがやってくるバスターミナルも
この有様...
航空業界は未曽有の危機である
今こそ日本の航空会社の筆頭であるJALとANAが手を取り合い、合併するんだ!!!ならば会社名も考えねばならない......そうだ!二つの名前を合体させてAN(割愛)
閑古鳥すら泣かないバスターミナルを通り過ぎて空港循環バス乗り場へたどり着き、乗車。中はそこそこの人が乗っておりまずまずの活気はあった。
さて、手続きをするカウンターにやってきた。入口から手前の方はジェットスターのカウンターで占められており、ピーチのカウンターは少し奥の方にあった。
ここでナシオさん(重量)チェック!!
ピーチで無料で機内持ち込みできる荷物の重さは7kgまで
しかしその結果は...
若干のオーバー
荷造りをした時はギリギリ制限を下回っている予定だったが、どっかで何かを間違えてダメでした。
ただし、今回は一人じゃない!!友達がいる!!
今回、自分の分は「受託手荷物なし」で予約をし、料金をケチっているが、同行者の友人は「受託手荷物有」で予約をしている。なので、友人の受託手荷物に、自分の重量オーバーした分の着替えやらをつっこみそれで超過料金から逃れようという訳なのだ。
このセコ...もとい連携プレイでなんとか追加料金は支払わずに済んだ。かなりの乞食プレイだと思われるだろうが、これは複数人でLCCに搭乗する際にはよく見られる戦法らしい。乞食プレイ、みんなでやれば怖くない(他の乗客に怒られそう)
さて、搭乗口に登場した我々一行(激寒)
ネットで予約をした際はお互い特に座席を指定しなかったので離れ離れになるとは思っていたが、一緒に受付を済ませたからか真ん中に空席を挟んだ近くの席同士に。
ワイ「景色見たいから窓側がいい」
トッモ「高い所怖いから通路側がいい」
というわけでおおかた希望の席はあったのだが結果は...
ワイ「通路側」
トッモ「窓側」
神なんていなかった。
まあ、正直自分はどこでもいいやって思っていた節もあったので正直ちょっと残念くらいの感じだったが
トッモ「やべえよやべえよ。怖いって...」
怖がっていた
そして俺はその反応を見てニヤニヤしていた(人間の屑)
搭乗手続きを済ませ、飛行機の中に入った。自分は高校二年生の時に修学旅行で沖縄に行く際に乗ったANA便以来、人生二度目の飛行機利用。果たして、座席の方はいかに...
めっちゃせまい...
何これ!?普通に座ってほんのちょっと体ずらしたら、もう前の座席に膝が当たるんですけど!?(驚愕)
LCCは一便あたりの客数を少しでも増やすために、座席間隔が狭いというのは知っていたがまさかここまでとは思わなんだ...。今回は新型コロナの影響で、真ん中の座席は全席空席とし、密にならないような配慮がなされているが、もしこれが満席だったらそれなりに息苦しいだろう...。
道中は、窓からの景色におびえる友人の反応を見てニヤニヤした後、早起きした分の睡眠不足を補うかの如く眠った
結局ほとんど寝て過ごしました。
というわけで今回はここまで。まだ北海道に上陸してないけど次は上陸してるはずです!!(じゃなかったら何書くんだ)
てなわけで本日もありがとうございました!
↓次回作↓
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ジョイフルトレインで東北・信越エンジョイ旅part3
新潟駅ダイジェスト
帰る前にせっかくなのでこの三日間で新潟駅で見かけた列車の写真をくっそ適当に振り返っていく、そんなコーナーです
まずは485系NODOKAを見送るちょっと前に撮ったE653系のいなほ9号酒田行き
このE653系は日本海に沈む夕日と稲穂をイメージしたいわばフルーツ牛乳スタイルだが最近では海をイメージした瑠璃色、ハマナス(青森と函館をむすんでた夜行急行ではない)をイメージしたハマナス色に塗り替えられておりこの色は消滅しつつある模様。というか新色イメージをみてJR西日本ロクレンジャーを思い出したのは俺だけじゃないだろう
続いては二日目の朝に見たキハ40の磐越西線津川行き
車体の色は前の方が急行型で後ろの方が首都圏色 国鉄形車両ではたまによくある編成組んでるけど色が違うパターン。九州のほうでは側面のサボは使用されなくなったが新潟では今でも現役の模様
絶妙なサンドイッチ具合
きらきらうえつに乗った後にみた磐越西線会津若松行き
この列車は気動車鈍行では長い部類に入るであろう5両編成。その組成は前3両と最後尾ががキハ100系列で4両目だけキハE130というどうして全部そろえなかったと思わずつっこんでしまいたくなる編成。車内は意外にもほとんどの席が埋まっており新潟近郊エリアの需要の高さがうかがえた
とりあえずこんな物です
それぞれ自分が住んでいるところの列車とは違う個性が出ていて面白かったです。ただ115系をあまり見れなかったのが少し残念...
カエリノハジマリ
なんか小説っぽい題名だがようはただの帰宅である
ここから乗るのは5時17分発の信越線の長岡行き
この列車は新潟駅をでる信越線の一番列車である。割と早めに来たつもりだったが席はすでに半分近く埋まっていた。だが幸いにも端の仕切りがある所が空いていたのでそこに座る事に。外はまだ暗く景色も見えないので眠る事にした。これが結構寝心地がよく新津あたりの記憶はギリギリあるが目を覚ましたら終点の一つ手前の北長岡を発車していた
終点の長岡に到着
あっという間でした(小並感)
EF81が単機で通過したので適当に一枚
あとで気づいたがこいつは2017年の尾久車両センター公開の時に転車台の上に乗ってスピンスピンしていたそうだ
いい山見える?飯山線
ここからは飯山線に乗車することにする
結構早くに着いたのだが既に地元の人やら観光客?やらがドアが開くのをスタんばっていた。なんとか座る事が出来たが一両編成という事もあってかもう混雑が発生している。新潟駅を出る際ホテルでのんびりするために一本後の6時7分発の長岡行きに乗る事も考えたがそれをせずに早めにでた事は正解だったようだ。
ちなみに今日の朝食はさっきの長岡駅にあるキオスクで買って来たワッフル。ホテルを出てから何も食べておらずそのうえケチった為しばらく飢えに苦しむことになる
途中の十日町では列車の行き違いで停車時間があるので一旦下車。ここで北越急行に乗り換えたり高校に行く人が多いのかここでかなり乗客が減った
対向列車は[VOITURE AMITIE]カラーフランス語で友情の列車という意味のカラーリングを施したものだった。友情の列車って友達がほとんどいない俺にとっていろいろきついぞ...
森宮野原駅では十日町方面の列車...ではなく除雪車とすれ違い。昔どっかのテレビ番組でこの飯山線の除雪に関するドキュメンタリーをやっていた時に見たことはあったが本物を見たのは多分初めてだ。
かなりいかつい見た目をしているがこいつでも雪に勝てず運休する時もあるので自然というものは時として恐ろしい
終点戸狩野沢温泉に到着
飯山線の列車で全線を通して運転されている列車はほとんどなくここが終点になっている。そのためこの駅から先に行くには乗り換えが必要となる。
右側に止まっているのがさっきまで乗ってきたこの駅止まり、左側が長野行き。自分は長野まで向かうがこの列車には乗らない。
時間があるので改札を抜けた
中は木目調の構造で待合室もある
外観はかなりとがった三角屋根になっている。これは雪国でよく見られる仕様で屋根に雪が溜まってその重みで潰れないようにするためだ。
せっかくなので雪で簡単に何かを作ることにした。
それがこれだ
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を作ろうとしたが棒の部分を上手くつなげる事が出来なかった。ただ、その横にある(団子?)は上手く作れた気がするからヨシッ!
せっかくなので駅舎とも一枚
さてここからはさっき書いたように長野方面に向かう事にする。そこで今回利用するのは...
このおいこっと号です!
このおいこっと号は2015年の春にデビューした飯山線を走る観光列車で土休日を中心に運行されている。平日は普通列車として他の車両にまじって走る事もある。名前の由来は
TOKYO→OYKOT
とうきょう おいこっと
こんな感じで東京を逆に読んだものである(Wikipediaより)
まだ時間があるのでもう一度駅の外に出て撮ってみた。中々雪国らしい写真が撮れたかもしれない。
続いて車内紹介
車内は全体的に茶色く造られており一日目に乗ったSLレトロみなかみを思い出させる内装だ。座席の形は基本的には他の普通列車タイプと変わらずモケットを貼り換えた程度だ。
ロングシート部分には特急列車にあるような小さいテーブルが付いている
トイレは今流行りのユニバーサルデザインという奴になっている
発車してしばらくすると野沢菜を詰めた奴を貰った。朝からワッフルしか食ってない自分にとってはかなり貴重な食糧だ。おいしかった。
まさかの客車改造駅舎。北海道ではよく見るが東北・信越ではあまり見ないイメージ。
飯山では15分程?(覚えてない・調べるのめんどくさい)停車。自分が座っていたのは2両のうちの後ろの方でそっちはそれなりに客が乗っていた。対照的に前の方は乗客0人!0人でございまスゥゥゥゥゥ!な状態。だがこの駅から結構前の方の車両にも賑わいが出て来た。新幹線効果かもしくはツアー効果なのだろう。
上のほうから一枚
飯山駅はかつては一市町村の中心駅に過ぎない存在だったが今となっては新幹線が止まる大きな駅になった。wikiで昔の駅舎の写真を見てきたがあまりにも出世し過ぎである(褒め言葉)
飯山駅を発車するとまた食料の配給がやってきた。今回はおやきである。外は肉まんを柔らかくしたような感じである。おいしかった。
車両の端のほうに乗車証明書があったのでもろちん回収。臨時列車にたまにおいてある日付が書かれた板も撮影
乗車して1時間で終点の長野に到着。車内も落ち着いた雰囲気でそのうえ飯もくれたのでかなりおいしい列車でした。
ところでこの列車、というか飯山線の列車は長野駅に行く際しなの鉄道北しなの線というJR東日本とは別の路線を走行するがこの列車に18きっぷで乗った際どうなるんだろうか?見た感じ特に車掌が回ってきた形跡も無かった。そこらへんは信用乗車方式を採用しているのだろうか? (今回はここまで)
日本で一番速い急行、遅い急行はどれ?
調べようとした経緯
んなものは無い!!!
基本的に俺は何となくで動いているのでそんなものはありません。
ルール説明
特急列車のスピードを調べるのはルール的には簡単ですが急行列車となると愛称が無いので見分ける事が難しい。
下北沢8時10分発の急行〇〇行き
の列車の評定速度は何とかkm/h
下北沢9時31分発の快速急行××行き
の列車の評定速度は何とかkm/h
具体的な愛称が無く上記のように分けても分かりづらい
他社同士で乗り入れが盛んで乗り入れ先まで含めるべきか否か?
自社に絞っても系統が複雑
種別変更をする場合はその先も含めるべきか?
そもそも本数が多すぎる
というわけで5つのルールの軸を作りました
1.種別は急行と付けばおk
普通の急行以外に快速急行、区間急行、通勤急行、急行券が必要な有料急行も対象
ただし季節臨時や廃止された列車は対象外
(2020年5月時点)
2.その路線の最も長い距離を最も速く走る列車を選ぶ
たとえ1日1本でも末端区間が各駅でも容赦なくその列車が対象
しかし各駅停車区間があまりにも長すぎて他の行き先と数字が離れている場合は別にその種別で最も多い行き先の列車ももう一つ別に集計します。
3.途中で種別変更する場合は急行区間のみカウント
4.路線と種別ごとにカウントする
同じ路線に複数の急行と付く種別が走っていたらそれぞれ別々に集計します。
5.計算式は(走行距離÷所要時間)×60
先に走行距離を所要時間で割ってその後60をかけた値の大きさで順位を決めていきます。割り切れない場合は小数点第二位を四捨五入して小数点第一位までの値を出します。
トップ10とワースト10はこの動画を見て
実はすでにトップ10とワースト10は既に動画にまとめてyoutubeにあげてあります。尺は15分ですが最初の1分半はさっきここでもまとめた集計方法の説明なので飛ばして結構です。
※編集ミスや集計ミスが複数発見されたので後日修正版を出します
↓まとめた動画↓
急行ランキングの全貌
先ほどの動画では尺の都合上トップ10とワースト10しかまとめる事が出来なかったのでここでまず先にランキングのすべてを発表します。
ここから先は個人的に気になった所などを紹介していこうと思います。これに関しては時間がかかるのが容易に想像できるので徐々に更新していく感じにしたいと思います。更新ができたら自分のTwitterまたは先ほどのランキング動画のコメント欄でお知らせします。
名前変わったけどこれです↓
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